
集会にはお忙しい中多くの皆様がご参加くださり、まことにありがとうございました。「100人の村」にしてみることで、杉並区の姿がよくわかったと、ご感想をいただきました。
また、松尾ゆりへの力強い激励のお言葉の数々も大変ありがとうございました。
当日のトークの中から、「杉並がもし100人の村だったら」を掲載します。
(「杉並100人村」は、池田香代子さんのアドバイスをいただいて進化中です)
杉並がもし100人の村だったら
●杉並区には53万人の人が住んでいますが、もしもそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう。
●100人のうち住民登録をしている日本国籍の人は、98人です。
外国人登録をしている外国籍の人は、2人です。この100人のこの他に、登録の手続きはしていないけれど住んでいる人もいます。
●52人が女性です。48人が男性です。
●10人は子どもで、90人は大人です。
●大人のうち19人は65歳以上の人です。そのうち3人が介護保険で要介護と認定されていますが、介護サービスを受けることは、だんだん難しくなっています。
●10人の子どものうち、4人が小学生、2人が中学生です。村では年々子どもが減っています。1人の女性が生涯に産む子どもの数は0.71人と、全国で2番目に少ないのです。
●村人のうち、34人は仕事のために、6人は勉強のために、昼間よその村にでかけていきます。一方、22人が村の外からやってくるので、村の人口は昼間82人になります。
●村で働いている人は34人です。そのうち8人は商店で働いています。4人は飲食店やホテル、3人は医療・福祉の仕事、2人は教育産業で働いています。そのほかいろいろなサービス業で6人が働いています。製造業、建設業ではそれぞれ2人が働いていますが、農業で働いているひとはほとんどいません。
●みんなでサポートすべき人びとのうち、生活保護をうけている人が1人、心身に障がいのある人が3人です。
●杉並区の来年度の予算は約2700億円ですが、もしもそれを100万円の予算に縮めるとどうなるでしょう。
●100万円のうち20万円が国民健康保険のために、15万円が老人保健医療のために、10万円が介護保険のために使われます。お年寄りは増えているのに、老人保健医療費は、前の年より減りました。
これを受けられる年齢が引き上げられたためです。
●15万円が村のために働く人びとの給料です。6万円が村の借金の返済にあてられます。
5万円は公園にする土地を買ったり、道路をなおしたり、学校をたてたり、図書館や保育園をなおしたりする大きな事業に使われます。
●村役場は、借金をいそいで返すために、節約を重ねて、もう13万円も借金を減らしました。ところが他方、10万円を支払う約束を、町の大きな企業と結んでいるので、新たに借金をするのと同じことになってしまいます。
●そこで、村役場は、役場の仕事を4割に減らして、あとはやめてしまうことにしました。
かわりに、どこかの会社がこの仕事をやってくれないかと探しています。
●さて、この村では4年ごとに村長と議会の選挙が行われます。選挙のとき、未成年の人はもちろんですが、外国籍の2人の人もはじめから選挙権がありません。4年前の選挙のとき、村人のうち83人が選挙権を持っていました。しかし、選挙にいった人はそのうちの34人だけでした。さらにいまの村長に投票したのは、25人にすぎません。100人の村はたった4分の1の人の意見で行方を定められてしまいました。
そして今年…また、選挙が行われます。
