杉並区のごみ有料化

松尾ゆりの杉並区議会報告きょうは清掃・リサイクル委員会でした。
議題は報告事項で、主に議論になったのは、
・サーマルリサイクルへむけての進捗状況
・一般廃棄物処理基本計画案
の2点でした。

とりわけ基本計画案については、ごみ有料化などをめぐって質疑が行われました。
今回の基本計画を読んで、私が非常に怒ったのは、現在の計画(今回出てきたのは5年目の見直し案)は、「杉並中継所を不要にする」ことがメインテーマなのに、新しい計画には杉並中継についての記述が「かぎりなくゼロ」であることです。

杉並中継の操業停止は平成20年か21年と区はいっていますが、今回改定の計画は20年からのものなのに、「操業停止」の計画すら、全く書かれていません。「意図的に隠そうとしているのではないか」と指摘しました。

本会議での部長の態度(区長は答弁に立たないので)を見ても、区は杉並病をなんとかなかったものにしたいという姿勢です。杉並病というとムキになります。杉並区の清掃の基本計画から杉並病関連の記載が抹殺されるなんてことがあってはならない。これは全国に対する、また歴史に対する杉並区の責任だと思います。

さて、問題のごみ有料化。もし実施すれば23区では初めて(「初めて」が好きだねえ)。有料化はごみ減量に有効だというのが区の言い分。でも区の資料の中ですら、有料化の結果「ごみが減った」・「横ばい」の自治体=47%、「増えた」自治体=36%と、だいたい中立の結果が掲載されています。

区は「プロジェクト」として家庭ゴミ有料化を一番にかかげています。ならば、有料化するのかどうかも含めて、区民の意見をちゃんときく仕組みをつくるべき。区が決めてしまってから「プロジェクトに参加してください」はダメ。

ということを私は質問した。

そのほかの議員も有料化について質疑。保守系のある議員さんが、
「いま、物価上昇、増税、負担増など区民生活が厳しくなっているときにやるなんてタイミングが悪すぎる。23区で一番にやるというのはどういうことか」「環境改善は、生活向上のためのものじゃないか。有料化は生活向上に逆行するではないか」「ごみ減量のために区民に負担を強いるということになるが、区民の生活実態を調べていっているのか」…絶対反対と言っているわけじゃないけれど、「区民生活の実態をみればムリ」という主張でした。区民生活擁護の立場にたった立派な発言だったと思いました。(最後まで反対してね…)

だいたい、なぜ「ごみを限りなくゼロに」なんて目標を出したかといえば、要するに区民に努力をおしつけて、「努力しない人にはお金で責任とってもらうよ」と追い込むのが目的でしょ。「環境のため」なんて、キレイごとを言っても、結局お金の話ですから。

平成22年から実施の目標だそうですので、来年、再来年と議論がされていくと思います。まずは、この基本計画策定の段階でパブリックコメントがありますから、有料化反対の意見を書くことだと思います。

「意見書いてもね~」という方もいらっしゃると思いますが、このかんのパブコメを見ていますと、やっぱり数が出ること、それもはっきりと「反対」と書いた意見の数はやはり重要だと思いました。議会でとりあげるとき「これだけ反対の意見が出ているじゃない」という根拠にもなります。