区立和田中学校が進学塾になる!?

和田中夜間塾問題杉並区立和田中学校が、来年1月から大手進学塾サピックスに学校を貸して授業をやってもらうことを発表。新聞やTVで取り上げられて問題になっています。

現在の和田中の2年生のうち15~30人の生徒を試験で選抜し、都立進学重点校(西高、戸山高など)などをめざすそうです。授業料はサピックスの通常の授業料の半額。

銀杏の木報道直後に開かれた教育委員会では、教育委員からも「こんな重大なことを教育委員が是非の議論をせず報告だけ聞いて了承とするわけにはいかない」と激しい批判の意見が出ました。

教育委員会だけではありません。新聞掲載のわずか5日前に開かれた区議会文教委員会には一言の報告もありませんでした。議会も教育委員会も全く無視した無法なやりかたです。

民間人校長として、公立中を逸脱したやりかたも許されてきた藤原氏でしたが、学校が塾に明け渡されるこの事態はあまりにも行きすぎています。

藤原氏は授業料半額ということについてTVで「そりゃ、募集手数料とか場所代がかかりませんからね」とあたりまえのように答えていましたが、つまりは区民が税金で負担しているということ。しかも、学校の教員も教材作りなどに協力、参加生徒の保護者は強制的に運営ボランティアとして送迎などセキュリティ面の協力を行うことになっているので、塾側はこれらの経費を節約することができます。

何よりも、優秀な生徒だけを選抜して特訓するようなクラスを作ることは、地域の公立中学校がやってはならないことです。