杉並区立和田中学校で実施されようとしている大手進学塾サピックスの夜間塾「夜スペ」に対して、いろいろな方からの意見が当ホームページに届いています。この問題を考える上で極めて大切な情報だと思いますので、ご紹介させて頂きます。
(挨拶に当たる部分は省略します)
【投稿】
東京都杉並区立和田中学校「夜間塾」は教育を歪めます
私も公立中学校で成績のよい生徒を集めて行う私塾による夜間授業には反対です。先日ギリシャ旅行をしましたが、ガイドから次のような話を聞きました。
ギリシャの義務教育は日本と同じ。小学6年、中学3年。高校3年、大学4年。学校は国立と私立だけ(公立はなし)。驚くことは、国立は小学校から大学まで全て無料。二学期制。小学校から英語が必修。高校では英語かフランス語か選択できるとのこと。観光立国ですし、たしかに街では英語が通じます。
ギリシャと日本と違うのは、小学校の5年生(4年生だったかも)から高校まで落第制度があることです。60日以上欠席の生徒は落第。成績によっても落第します。小学校は通信簿(各科目10点制)で平均4点、中高は20点制で8点以下をとると例外なく落第しなければならない。
そのため1学期に平均点4以下をとった生徒には、二学期に6点以上とるよう学校と親と生徒力合わせて必死に努力するそうです。勿論補習が行われます。なお試験は全て先生が自分で作るそうです。そういえば日本だったらすぐに甘い問題を作ったり、ごまかしが行われるのではないかと疑うでしょうが、ガイドの口ぶりからはその心配はなさそうでした。
落第率は聞きませんでしたが、そんなに多くはなさそうでした。国立大学の競争率は高いようですし、ギリシャではなく他のヨーロッパやアメリカの大学に行かせる親もいるように、勿論いろいろ問題はあると思いますが、日本のような教育の荒廃はなさそうでした。
ギリシャは決して豊かな国ではなく、EU加盟で物価高が進むなど問題が山積しているそうです。ただ、日本のような落ちこぼれや格差があまりないため、社会が落ち着いていて、殺人事件は年に一件あるかなしかということでした。その殺人も金目当てではなくたいてい嫉妬など男女関係のもつれで、テレビが連日大騒ぎをするそうです。
日本の教育関係者はもっとヨーロッパの学校教育制度を研究し、比較検討した上で、今の矛盾し疲弊した日本の教育の抜本改革について検討すべきです。
東京都教育委員会さえ疑問を呈した「夜間塾」を石原都知事の鶴の一声であっさり認めていいものでしょうか?絶対白紙に戻すべきです。
夜間授業で補習することは結構です。公立の教諭ではなく、塾の講師であってもいいかもしれませんが、対象は成績の悪い生徒を重点にすべきです。成績のよい生徒には担任の先生がその生徒のレベルにふさわしい宿題や課題を与えて独学させるべきです。
この「夜間塾」は教育の根幹に関わる問題です。教育の現場が英才教育重点、成績の悪いものの切り捨てとなれば、ますます格差が拡大し、学校教育に絶望した生徒の非行化の促進につながりかねません。頑張ってください。
杉並区立和田中学校で実施されようとしている大手進学塾サピックスの夜間塾「夜スペ」に対して、いろいろな方からの意見が当ホームページに届いています。この問題を考える上で極めて大切な情報だと思いますので、ご紹介させて頂きます。