杉並区立和田中学校で実施されようとしている大手進学塾サピックスの夜間塾「夜スペ」に対して、いろいろな方からの意見が当ホームページに届いています。この問題を考える上で極めて大切な情報だと思いますので、ご紹介させて頂きます。
(挨拶に当たる部分は省略します)
【投稿】
そもそも、なぜ塾なのでしょうか。藤原氏が公立中学校の校長であるならばまずやらなければならないことがあるはずです。
区内にある都立西高校では、入学試験に自校作成問題を出題しています。これは一般の都立高校の試験問題よりはるかに難しい内容です。平成18年度の数学の受験者平均点は32点、翌19年度は64点です。この結果をご覧になってどのように感じられるでしょうか。
現在、都立高校では大学進学実績向上(東大を始めとする一流大学)に向けて必死になっています。何しろ、中高一貫私立学校の教育内容と公立学校の教育内容が全く異なるために公立は大学入試に大変不利な状況にあるからなのです。
公立中学では数学と英語が週3時間、私立はほとんどがそれぞれ5時間以上です。多いところでは英語週8時間という学校もあります。
このような状況から都立トップ校とよばれている学校では巻き返しを図ろうと高校入試の時点で少しでも「できのいい」生徒を確保しようとしています。そこで、難しい問題を出題することになります。
保護者の立場から考えて見ましょう。子どもの将来を考えれば少しでもいい高校、いい大学へと考えます。学校の勉強だけでは無理な出題をする高校を受験するためには塾が必要なのです。
藤原校長のすべきことは一部の金の出せる家庭の生徒のための夜スペではなく、公立中学校の正規の授業時間内に学力をつけてやれるだけの時間を確保できるように文部科学省に訴えること。そして、はるかに学習範囲を超えるような入試問題を作成しないように「トップ校」に申し入れること・・・全都の公立中学校校長と力を合わせてこれらのことを訴えていくべきです。
現在中学2年の子どもたちは電卓マークの付いた算数の教科書で学んできました。「ゆとり」教育を受けてきて、高校受験で詰め込みです。「夜スペ」を受けている生徒も受けていない生徒にとっても今、藤原校長のしていることは残酷なことです。学校というものは子どもたちに社会で生きていくための知恵を授けるところです。そして、仲間と手を取り合って生きていくことを教える場です。
教育とは何か。藤原氏には是非これを考えていただきたいです。
【投稿】
夜スペですが、問題は機会均等、公共の福祉と公共性に違反するのではないでしょうか?
教育の機会均等、公共の福祉に反している理由…1万4千円だか7千円だかの塾代金を払えない家庭もある。
また、公立学校(義務教育課程は特に)においては公共の福祉の観点から、学費は基本的に無償となっている。
公共施設においては、営利目的の利用は禁止である。サピックスがたとえ利益がでてなくても、公認塾としての宣伝効果があり、営利活動になる。
以上の点はゆるぎない点です。
よって夜スペをやるなら、この法改正を先に行う必要があるのではと詰めたらいかがでしょうか?頑張ってください。
【投稿】
遠く奈良から投稿します。今回の和田中の夜スペ問題、杉並区という特殊な状況(笑)があるにしても、全くおかしいと思います。その多くが受験予備校化した私学のまね、いやそうした私学を目指すかのような試み。絶対に許してはなりません。受験に必要な特定の教科だけに的を絞った、受験に特化した教育がまかり通ることは許されません。
百歩ゆずって、受験の現状を認めたにしても特定の私塾と連携して、学校という施設を利用して授業をやるなんてことはおかしい。それこそ自由競争の原理に反するのでは。地域本部という隠れ蓑があれば許されるという考えが理解できません。現に他の多くの中学生は一般の学校外の学習塾に通っているのです。
公立学校、特に義務教育とは何なのか。受験制度の問題点は何なのか。教育の本質とあわせてみんなでまず議論すべきです。
最後に、今回の件に関して、どうして反対する教職員の声、保護者の声が聞こえてこないのでしょう。全員諸手を挙げて賛成なんてありえません。マスコミに登場するのはいつも例の校長ばかり。なんだか妙な寒気を感じます。
議員の政治的立場は存じません。ただ、この問題に関しては応援したいと思います。日本の教育がますます底なし沼に入りそうな気がしますので。
杉並区立和田中学校で実施されようとしている大手進学塾サピックスの夜間塾「夜スペ」に対して、いろいろな方からの意見が当ホームページに届いています。この問題を考える上で極めて大切な情報だと思いますので、ご紹介させて頂きます。