福祉の「ふ」の字もない予算。なのに予算規模は史上最大。公共施設建設が目白押し。いったい誰のためにお金を使うつもりなのか。松尾ゆりは、一般会計予算などの来年度予算に反対しました。以下、予算委員会最終日の発言の要旨です。
●「いのちを育む」どころか軽んじる予算
「いのちを育む予算」と名付けられた予算ですが「看板に偽りあり」。重点政策の中に福祉もなければ商店街振興もありません。予算には反対します。
●他区と比べても特異な福祉の軽視
福祉、とりわけ高齢者福祉の政策は貧困なうえに、さらに削減されます。その上、後期高齢者医療制度が導入されいっそう負担が増えます。
●配食サービスなどの突然の削減
杉並区は独自の高齢者福祉サービスをもっと充実させるべきですが、逆に「配食サービス」は補助金を突然3割削減、「移送サービス」も補助金削減のために市民、NPOは撤退を余儀なくされました。
杉並区は「NPO等との協働」と、都合のいいときだけ持ち上げて、必要がなくなると相談もなく切り捨てる。区のいう「協働」はまやかしです。
●平等を否定する山田区長
山田区長は答弁の中で「平等と自由とは対立する」として、自由な経済活動のためには、平等は制約されるとの考え方を示しました。区政の最も大事な役割は、不平等の是正、区民福祉の充実のはずなのに。
●和田中「夜間塾」が示した問題
和田中の問題で杉並の「教育改革」の問題が明らかに。「学校希望制」によって学校間の競争をあおったこと。学校が企業に対して無防備に開かれてしまったこと。「学校支援本部」の不明朗な会計など。
●主客転倒
「夜間塾」では学校の授業以上のコマ数が行われ、例えば数学は学校の授業の約2.5倍。主役は学校なのか企業なのか、わかりません。教育委員会は夜間塾を容認することで企業の学校介入を推進し始めたのです。
●教育基本条例は問題をそのまま固定
2008年度に制定を計画しているという「教育基本条例」は、これらの問題点をすべて含んでおり、しかもそれを条例という法的な形で、杉並区に固定化しようとするものであり、制定には反対です。
