参議院選挙で自民党が敗北
11日投開票の参議院議員選挙では、民主党が獲得議席で自民党を上回り、大きく議席を増やしました。
<選挙結果>
(得票数・率はすべて比例区のものです。)
当選(改選数) 得票数 得票率(前回)
自民党 49(50) 16,797,687 30.0(38.6)
民主党 50(38) 21,137,458 37.8(16.4)
公明党 11(10) 8,621,265 15.4(15.0)
共産党 4(15) 4,362,574 7.8( 7.9)
社民党 2( 2) 2,990,665 5.3( 6.6)
イラク自衛隊派遣、国内の了承なしの「多国籍軍参加」発言、そして年金審議では、国民をだましてもなんとか法案を通そうとする小泉首相と与党の不誠実さ。国民が怒る条件はそろっていました。選挙結果をみると与党への怒りは民主党への投票へと向かったようです。
それではその民主党はどうなのか? 多くの方は「民主党がベスト」というよりは批判票として投じたのではないでしょうか。残念ながら野党第一党の民主党の政策は与党とあまり変わりばえしません。
自衛隊イラク派遣には反対したものの、国連待機軍創設を提唱し、自衛隊の海外派遣を恒常的に行う提案をしています。憲法に関しても「創憲」という言葉で改憲を積極的に進めようとしていますし、国民の権利を大きく制限する有事法制には全面的に賛成してきました。
年金・介護・医療などの社会保障制度について、トータルに合理化し、政府が手をひいて市場にまかせていこうとする姿勢は自民党以上です。財源は消費税の引き上げ、という点でも同じです。
民主党に政権を任せられるとは、どうにも思えません。
介護保険・社会保障の見直し、そして増税へ
参議院選挙がおわり、しばらく国政選挙がありません。今後、私たちの生活に大きな打撃を与える税制・社会保障制度の変更が予想されます。
[介護保険の見直し]
・20〜39歳の人からも保険料を徴収
・障害者支援費制度と介護保険の統合
・要介護1、要支援の人はヘルパーサービスが受けられなくなる
・利用料自己負担分が現在の1割から3割へ
[増税]
・消費税増税(財界は18%まで引き上げを提案)
・住民税増税(住民税率現行5,10、13%の三段階から一律10%に)
・所得税増税(控除の整理、低所得者や不定期雇用者への免税を縮小)
こうしたことの痛みがわかる政党・政治家がなかなか見当たらないなか、国民自らがさまざまな形で声を上げていかなければと思います。
杉並区の小中学校を統廃合??
杉並区は先月突然「小中学校適正配置基本方針素案」を発表しました。「適正配置」とは要するに「小さい学校は統廃合して学校の数を減らし、土地・建物を転用する」ということ。子どもの数が減っていく中で一見もっともらしい話ですが、今でも、子どもたちを充分に見守るには1学級の規模が大きすぎると言われています。将来を担ってくれる子どもたちに、ちゃんとお金をかけて余裕のある教育を施そうという考え方は杉並区役所では「効率が悪い」と言われてしまうのでしょうか。
「杉並病」写真展
杉並わくわく会議では「杉並病」被害者の斉藤恵子さんが自宅で開いている写真展を見学にいきました。被害を受けた植物の様子は斉藤さんのお話とあわせ大気中の毒物の影響(それが人間にとってもどんな影響があることか)の恐ろしさを訴えかけてきます。役所の大気測定の写真では「こんなところで測らないであっちで測ればよくわかるのに、って言っても場所を変えないのよ」と。予算を使ってわざわざ無意味な調査が行われているようです。運動に協力してくれた市民や政治家、また取材マスコミの人たちの肖像も展示されていました。「区長も初当選のときは絶対に解決すると約束してくれたのに」とためいきをもらす斉藤さんでした。
こうしている間にも被害は広がっているのです…。
元気がわく町 希望がわく政治
杉並わくわく会議 代表 松尾 ゆり tel 5930-3181
杉並わくわく会議 区政レポートNo.26