松尾ゆり
わくわくの日々

TPP参加!私たちの暮らしはどうなるの!?

●2013-07-05

 6月30日、杉並の4つの市民団体が共同でTPPの講演会を開きました。講師は東大の鈴木宣弘先生。とてもいい講演でした。80分ほどの長尺の講演だったのですが、全く飽きさせない。裏話もはさんで、聞いていて面白い、そして勉強になる講演でした。ご参加の皆様、また、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

 鈴木先生は農学部の先生ですが、TPPの影響は農業にとどまるものではないし、医療はもちろん、自動車も含めた日本の輸出産業にとっても、メリットはないとのこと。

 また「ISD条項」の問題も。「国際司法裁判所」の判事は「アメリカが任命している」「この裁判所でISD条項により係争になって勝ったのはアメリカの企業だけ。カナダ、メキシコは全敗」とのことです。

 「TPPを活用して日本にアメリカの思う通りのルール変更をさせてとどめをさす」のがアメリカの目的、とも。

 じゃ、どうすればいいのか。「TPPは国会で批准という段階があり、それまでに、国民の声、議論をもりあげていくこと」です。

 会場からも「TPPに反対する運動をしよう」という発言があり、拍手がおきました。また、杉並の消費者グループ連絡会では9月28日(土)午後2時より、学習会「TPPで医療・医薬品はどうなるの?」を予定されています。

 (以下講演よりピックアップ)