松尾ゆり
わくわくの日々

桃二小建て替え検討懇談会

●2015-06-23

 6月22日、桃二小改築の検討懇談会がありました。教室サイズの「ランチルーム」で傍聴も含めて40人以上の大人がぎっしり。私の知っている杉九小ランチルームは2教室分ありますが、桃二は教室が足りないんだそうでランチルームも1教室分。桃二は敷地も狭いので、学童クラブや集会室などを入れて複合施設にすることは本当にいいことか、とても疑問です。校長先生からも、新築したものの教室が足りなくなり図書館を削った他校の轍を踏まないようにという趣旨の発言がありました。

委員の皆さんは控えめながら、あんさんぶるの荻窪北児童館がなくなってしまうことへの対応を求めていましたが、区側の回答は「まだ決まっていない」ことが多く、また、児童館をまるごと移転はしないこと、特に、あの大きな体育室を桃二小の中につくることはできないことがあらためて表明されました。

区の部長は「あんさんぶると桃二小建て替えは切り離して」といいましたが、町会の方がすかさず「切り離しては考えられない」と発言。PTAの方からは、保護者の中に工事への不安、校庭が使えないことへの心配の声が多いとの発言がありました。

次回第4回は7月16日午前10時から。

なお、翌日7月17日午後7時からは、町会の3年越しの要望にやっと応えて、あんさんぶるの財産交換と桃二小建て替えに関する説明会が開かれるそうです。

▼以下、主な意見と区側の回答など要旨です。(私のメモによります)

荻窪北児童館の体育室は?

○あんさんぶる荻窪の財産交換で2階の荻窪北児童館がなくなる。学童クラブは桃二に移転するというが、この近隣は子どもの遊び場が少なく、あんさんぶるができるときに、天井が高く広い体育室を児童館につくった。この体育室はどうなるのか?
荻窪は保育園が増えている。室内の体育室もあんさんぶるの屋上も使って遊んでいる。桃二小に十分なスペースを考えてもらいたい。

《区》 児童館の移転は、施設再編整備計画で決まっている。現時点で遊び場などの面積は決まっていない。

○体育室はつくるのか、つくらないのか?

《区》 荻窪北児童館の体育室は学校の中には作れない。児童館ではないので。学校の体育館、音楽室、図書室、校庭などをどう使っていくか学校とよく打ち合わせる。

高生の居場所は?

○中高生も夕方バスケをしにきたり、音楽室も利用頻度が高い。中高生の居場所はどうなるのか?

《区》 桃二小の中に中高生の居場所をつくるのは無理。別の場所を検討していく。

学童クラブは?

○学童クラブの広さはどうなるのか。前回、あまり大きなものはできないとの回答があったが?

《区》 学童クラブは一人あたりの面積が決められているので、現在よりは広くなる。

○桃二小工事中に、あんさんぶる荻窪が廃止されてしまう。荻窪北児童館の学童クラブは工事中の仮設に移転するのか?

《区》 区長が要望をきいているので、いま役所のほうで代替施設をがんばって探している。今日の時点では細かいことは言えない。

あんさんぶるは子どもの居場所

○近隣に子どもの居場所がなく、あんさんぶるは本当にいい場所。荻窪北児童館だけでなく、フリースペースでも中高生が勉強している。あんさんぶるがなくなったと落胆することのないようにしてほしい。児童館の図書室、乳幼児室はどうなるのか?

《区》 学童クラブプラス校庭、体育館など使えるようにしていく。全部できるとはいえないが、できること、できないことをふりわけていく。

高層化はできるか?

○荻窪北児童館はそのまま残してもらいたいと考えるが、難しいのなら、桃二小を高層化して1階部分を児童館にすることはできないか?

《区》 児童館の再編はあんさんぶるだけでなく、杉並区全体の児童館の計画なので、スペースがあるから荻窪北児童館を移すとはならない。

あんさんぶる交換と桃二小は切り離せない

《区》 あんさんぶるの交換が急に出てきたから荻窪北児童館を残してほしい、ということと、桃二小の改築は切り離して考えていただきたい。

○地元としては、切り離しては考えられない。前回高二小を見学したが、あの広さで子どもたちがのびのびと遊べる状況ではない。一律に区が決めたから、というやりかたは間違っている。

《区》 桃二の学童クラブは人数が多いのでもっと広くなる。狭いところにおしこむ考えはない。

保護者は工事中の仮校舎を心配

○3月にPTAでアンケートをとった。新校舎への期待の声もあったが、新校舎を利用できるのは、現在の2年生以下だけ。在校の保護者には工事の心配の声が多かった。特に工事中仮設校舎で校庭が使えない期間の体育や野球、サッカーの活動、運動会など。ストレスからいじめなどにもつながると心配している。

○地元町会も同様に仮設校舎を心配している。

《区》 7月に配置計画案を出す。仮設校舎の位置や校庭は、などバランスを比較していただく。8月にかけて検討、8~9月に平面計画を検討していただく。仮設の校庭の確保、体育館を使えるかどうかなども検討。小さな遊び場は作るが狭いので、敷地外を当たっている。校庭の確保は悩ましいががんばっていく。

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